【ハースストーン】新種族ナーガ登場と新シーズン所感【バトルグラウンド】 | ベイクリスタル

【ハースストーン】新種族ナーガ登場と新シーズン所感【バトルグラウンド】

バトルグラウンド
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おばんです! ベイクリ(@baycrystal3)と申します。

オートチェスブームから始まり、スタンダード等の王道モードとはまた違った独自の盛り上がりを見せ続けている『ハースストーン:バトルグラウンド』に新シーズンが到来しました。

今回の目玉は、王道の方でも新拡張で話題となっている新種族「ナーガ」の登場です。

そして、これからも続くと思われた前環境から実装されている「バディ」システムが無くなりました。これまで使われにくかったヒーローたちが強力なバディを得ることで活躍していただけに、個人的にはこの仕様変更は意外です。

前環境や『ハースストーン:バトルグラウンド』については、以前こちらの記事で解説しました。

この記事では、空き時間や隙間時間にプレイするのに丁度良くて長年プレイし続けている管理人が、『ハースストーン:バトルグラウンド』新シーズン「ナーガの隆盛」初日にプレイした所感を紹介しています。

新シーズン「ナーガの隆盛」について

主な仕様変更まとめ

新種族「ナーガ」

新種族「ナーガ」が登場して、それに伴ってナーガが持つ新キーワード「呪文錬成」が環境に大きな変化をもたらしました。

呪文錬成とは、そのキーワードを持つミニオンが毎ターン次の戦闘の間だけ効果を持つ一時的な呪文を生成する能力のことです。

今は新シーズンが開幕したばかりということで、種族ローテーションのプールに毎回ナーガが出現しています。(期間は二週間ほど)

新ヒーロー「アズジャラ女王」

アズジャラ女王

新シーズン開幕と同時にナーガ種族と強いシナジーを持つヒーロー「アズジャラ女王」が新登場しています。

ヒーローパワー「アズジャラの野望」は、常時発動型で「自分の戦団の合計攻撃力が30に達した時、「ナーガ征服」を開始する」です。

新しいタイプのヒーローパワーなので新鮮!

この「ナーガの征服」への進化は、どのタイミングでも良いらしく戦闘中でも進化しているのを確認できました。

ナーガ・アズジャラ女王

また、このヒーローパワーの進化に伴ってアズジャラ女王も「ナーガ・アズジャラ女王」へと変身します。

ヒーローパワー「ナーガ征服」は、1ゴールドのコストで「ナーガを1体発見する」です。

バディ削除

前環境の目玉だった「バディ」システムが新シーズン開幕と同時に姿を消しました。

ヒーロー固有の戦い方や使用するヒーローに対する理解度を今まで以上に求められる面白い要素だったので無くなったのは個人的に残念です。

今回追加されたナーガや呪文錬成と想定外のシナジーを持ってしまうバディがいたり、これから新ヒーローを考える度にバディや調整も考えなければいけない開発の負担を考えての削除だったのではないでしょうか。

またイベント等で復活してくれることを切に願います!

酒場グレード5

バディ環境開幕時にコスト11から開始へと引き上げられていた酒場グレード5へのアップグレードコストが、以前と同様の9ゴールドからの開始に戻りました。

上述したバディ削除によるバディゲージの管理も必要なくなったということで、以前より低グレ周回するプレイヤーが減って早上げをするプレイヤーが増えている印象です。

これには、ナーガの新ミニオンたちが強く影響を及ぼしている側面もあります。

ミニオン追加と削除

今まで長い間、最終構成の定番として君臨し続けていた「アマルガドン」がミニオンプールから姿を消しました。すべての種族属性と種族の数に応じた適応回数という究極の能力を持っていたアマルガドンが消えたことで、バトルグラウンドの終盤環境に大きな変化が生まれるでしょう。

これで王道時代の「大魔鏡ウンゴロ」拡張時から馴染みのあった「適応」キーワードともお別れです。

ベイクリ
ベイクリ

昔のバトルグラウンド環境でマロ構成の「適応」で定番だった「メガサウルス」も懐かしい…。猛毒+聖なる盾構成は凶悪でしたね。

他に登録抹消となったミニオンは、「ヤシャラージュの戦士」、「横死の胞子」、「いてまう板前」、「フラットタスク隊長」になります。

しかし、今回の拡張では”新アマルガドン“とプレイヤーたちに呼ばれている「マンティッドの女王」や聖なる盾を付けた巨大ミニオンも道連れにすることが可能な「大暴走リロイ」といった今後の新たな定番となりそうなミニオンたちも追加されました。

環境の変化

上述した多くの仕様変更にともなって新シーズンの初日は大きな環境の変化を感じました。新鮮な気分で遊べる新環境初日は、手探りで盤面を強化していくところが楽しいです。

しかし、しばらくプレイしていると一部の強力なミニオンや特定の構成の強さが目に付くようになってきました。

ここでは、管理人独自の視点で新シーズンの環境の変化についてまとめています。

ナーガ種族が強すぎる問題

新種族が登場した際は、これまでも強力な状態で追加されて後にナーフされるというパターンがあったため珍しいことではありませんが、他の種族では太刀打ちできないレベルで強過ぎな状況です。

その強さを確定付ける新ミニオンたちをご紹介します。

まず、酒場グレード6のナーガ種族ミニオン「潮の貴婦人アジッサ」です。

能力は「自分が呪文を使った後、味方のナーガ4体に+1/+1を付与する。」といったもので、呪文錬成やコインは勿論、トリプル時の次グレードミニオン発見やキルボアの血の宝石等、本作はミニオン以外のカードが全て呪文扱いなためスケーリングをする機会がとにかく多いのが特徴です。

そして、呪文錬成は毎ターン生成されるため、アジッサの能力を最大限に活かせる状況が生み出されています。他種族でもサイズを巨大化していく構成はありますが、カレクゴス編成のドラゴン構成や新キルボア構成ではスケーリングの速度が遅く感じるくらい強力に感じました。

アジッサが強い理由には、シナジーを持つ強力な他ミニオンも追加されたことが大きいです。

その一つが同じ酒場グレード6のミニオン「哨蛸オルゴゾア」と酒場グレード3のミニオン「ストームスケイルのセイレーン」になります。

  • 哨蛸オルゴゾア…呪文錬成:ナーガ1体を発見する。
  • ストームスケイルのセイレーン…自分のターン終了時、味方の呪文錬成ミニオン全ては自身の呪文を自身に使用する。

他のナーガ種族だけならまだ他種族構成でも対抗できて、未完成なナーガ構成のままいくと下位落ちなんて事故も発生しますが、これらが揃ったときのナーガ構成は優勝争い間違いなしの状況です。

オルゴゾアが手に入るとナーガを自然と集めやすくなるため、途中からナーガ構成に移行するプレイヤーもいます。オルゴゾアの呪文錬成からアジッサを引き当てたりすることもあるんです。そのため、全8人中過半数以上がナーガ構成を目指すなんてことも珍しくありません。

セイレーンは、3グレードミニオンで比較的集めやすいカードでありながら2枚置いたら発動も盤面に置いた枚数毎に増えてしまいます。セイレーンを2枚置いてアジッサのスケーリング速度を速めるといったコンボも生まれていて、ナーガの強すぎる状況の要因の一つです。

1位をとるときは、ナーガ構成で終盤も圧倒的な場合が多い

セイレーンに関しては、ブランやバロンのような2枚置いても無駄な仕様にしたり、グレードを上げるなどのナーフ筆頭候補だと予想しています。

グレ上げ偏重

上でも述べましたが、バディ削除によってバディゲージを優先する立ち回りが無くなったことや、アジッサ等の強力なミニオンが6グレに集中していることも合わさってグレ上げを優先するプレイヤーが増えています。

そして、酒場グレード5に上げるコストが下がったため最初のトリプル発見から6グレを狙うプレイヤーが急増中です。

1グレを周っているプレイヤーもトリプルが確定したら、5グレまで上げていって6発見上振れコースを狙っている場面をよく見かけます。

最初の発見からオルゴゾアやアジッサを引けたらそれだけで優勝争いに食い込めるため、人気の立ち回りとなってしまいました。他も同じような動きをするせいでライフを維持できてしまうのもグレ上げ偏重の原因でしょう。

グレード6ミニオンは全体数が少ないので他プレイヤーが集める前に手に入れる必要があるため、アジッサ・オルゴゾア発見レースとなっている状況が懸念点です。

ヒーロー格差

バディが削除されたことによって、ヒーローパワーを駆使して戦うバディ環境以前の環境に戻っています。

  • グレ上げしやすいヒーロー…オム
  • ナーガを発見しやすいヒーロー…アズジャラ女王、コックのクッキー
  • ナーガを集めやすいヒーロー…テス、スキャブス
  • 6発見しやすいヒーロー…ガラクロンド,シャダオック(獣有),フェイリン大使

使用した中だと上で挙げたようなグレ6のナーガシナジーに早くアクセスできるヒーローが強く感じました。この流行の動きに対応できないヒーローやグレ6発見レースから敗れたプレイヤーが他種族シナジーに向かって上位狙いに路線変更するといった構図をよく見かけます。

ただ、今回のアップデートで追加されたリロイマンティッドの女王は、単体で添えるだけでサイズの大きいミニオンや聖なる盾構成などに効果的に刺さることもあって、以前よりもメカ種族や海賊種族などは厳しい局面に立たされているようにも感じました。

これらの種族とシナジーを持つヒーローも必然的に評価が下がっています。

総合的に考えると、ナーガ種族発見レースやグレ上げ偏重の環境の変化についていけないヒーローは、順位を落としやすくなっているように感じました。

まとめ

個人的に今後気になる点は、近日中に開催されるバトグラ公式大会「ロビーレジェンド」についてです。日本人も出場する応援し甲斐のある大会なのですが、このナーガ仕様のまま大会を迎えるとなると大荒れな展開が予想されます。

決勝戦は20ポイントを獲得した選手が”in Check”状態となって、そこで1位をとると優勝となるため”in Check”となった選手は確実に優勝を狙えるヒーローでナーガを集めにいくでしょう。

まだまだ始まったばかりのナーガ環境ですが、一流プレイヤーたちの立ち回りに注目したいです!

今回は、『ハースストーン:バトルグラウンド』の新シーズンのプレイ所感についてご紹介しました。

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