おばんです! ベイクリ(@baycrystal3)と申します!
この記事では、『Eastward(イーストワード)』における謎解き解説やボス戦の攻略情報と共に、ストーリーも押さえつつ本作の魅力についてご紹介しています。
今回の内容は、第8章「マザー」についてです。
第8章「マザー」攻略
前回、混乱の元凶となっていたソロモンとの最終戦に勝利したジョンと珊でしたが、再び悲劇が起こってしまいました。
勝利したまでは良かったのですが、死に際のソロモンがダニエルを道連れにします。
強力なエネルギーを纏っている普段のダニエルなら何てことない攻撃でしたが、彼は普通の人間のようになることを望んでいて手術を受けたばかりでした。
そのため、抵抗する力もなく体が砕け散ってしまいます。
身近な存在の悲劇に動揺した珊は、それが引き金となって別の人格の自分に体を乗っ取られてしまいました。珊はそのままカロンに乗ってジョンのもとを去っていくのです。
今回のパートでは、ジョンが珊を連れ戻すために強大な敵へ戦いを挑む様子が描かれています。
カロン
カロンとは『Eastward』の物語が始まった頃から登場する列車で、タタリを振り撒く災厄そのものです。
カロン内部では、乗り越えなければならない様々な試練がジョンに訪れます。
謎解き、逃げゲー、リズムゲーといった試練の内容に沿ったミニゲームが展開されて、プレイヤーもジョンと同じように手に汗握る状況になるのが面白いところです。
カロン記念館
本物と偽物を見分けて珊を追いかけるシーンがミニゲームになっています。
所々ヒントはありますが、今まで一緒に旅をしてきた中での出来事などを思い出したり、一番珊らしい動きをしている映像を選択をしていけばクリアできるはずです。
タタリから逃げる!
再びタタリから逃げなければならない場面が唐突に訪れました。
初見殺しのような引き返しを強制する場所や、脇道の出現など一回は確実に死なせようとしていると思えるくらい意地悪なイベントです。
ゾンビのような高HPの敵が大量に湧きますが、動きは鈍いので転ばすだけにして、全力で戦わずにやり過ごすのが良いでしょう。
イザベル戦
アルヴァを失って正常じゃなくなってしまったイザベルとの戦いです。
戦いの場にはアルヴァの大量のクローンがありました。
通常のボス戦とは異なり、イザベルの剣撃に合わせてフライパンで弾くというリズムゲーになっています。気持ち早めにフライパンを振る感じが良かったです。
料理で攻撃速度が上がるものを食べると鋭い連撃に対応しやすい気がします。
ラスボス戦
イザベル戦のような攻撃を弾く要素や、瞬間移動のギミック等を使う要素、多彩な攻撃を回避しなければならない要素など本作の今までの要素全てを織り込んだようなラスボスに相応しい戦闘になりました。
個人的に一番厄介だったのは、ビーム攻撃を回避しながら珊のフルチャージ攻撃を当てなければならないフェイズです。
瞬間移動で回避し続けて時間が空くことに気づくまで、焦って攻撃して被弾が増えてしまいました。
ジョンのフライパンに珊の力が宿るシーンはかっこよかったです!魔法剣みたいでした!
この時のジョンは、フライパンのフルチャージ攻撃でバリアを破壊できるようになっています。
数々の攻撃を跳ね除け続けて、珊を連れ戻そうとするジョンの強い意志が感じられる展開でラスボス戦が繰り広げられていきます。
新たな始まり
ジョンがラスボスを撃破すると、新しい世界が始まりました。
これまで愚かな人類を管理していたタタリや人間工場等の文明再生のシステムは全て消え去ります。
しかし、それはタタリの災厄以来、人類の根源となってきたマザーである珊自身も消えてしまうということでした。
かつての人類は大きな過ちを犯して、タタリという浄化システムによって滅ぼされなければならない害虫のような存在とされていたようです。
その結果、タタリと同時期に出現した究極の人類と称させるマザーを基盤とした人類再生プログラムが生み出されたのでしょう。
本作のストーリーで登場するマザーすなわち珊は、人類に再びチャンスを与える選択をしたのです。
その結果、人類を滅ぼすタタリと共に自分も消え去ることに。
どれだけ時が経ったのか分かりませんが、新世界でジョンと珊が再会するシーンがありました。
しかし、その子は以前の珊と違う普通の女の子です。
生れ変わった珊とジョンは、再び同じ列車に乗って新たな物語を紡ぎだすのでしょう。
総評
イーストワードをクリアして感じたことについて少しまとめます。
まず本作をプレイして、一番惹き付けられたのはドット絵のクオリティです。
登場する街はそこまで多くありませんが、ダム城の街並みなどを見てみると、「制作するのにどのくらいかかったのだろう?」と思わされるほど細かくて繊細な表現がドット絵でなされています。
登場人物の動きなどにもそれは活かされていて、ストーリーを文章で細かく説明しない代わりにキャラクターの動きで表現している部分も多かったなと感じました。
ただ、主人公ジョンが無言なのもあって、本作のストーリーが分かりづらいようにも感じます。
ミニゲーム「大地の子」の中にもストーリーのヒントがありましたし、探索要素も大きい作品なので回収があまりできなかったプレイヤーはストーリー解釈がどのくらいできたのか気になる所です。
また、はっきりと伏線を回収していないため、謎を残す結果になっている部分も多く、ストーリーの解釈もプレイヤーで違いが出てくる要因になりそうだと感じました。
スタジオジブリ作品の『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』を観た事がある人ならば、本作の人類に厳しい世界観への理解度はある程度ありそうですが、実際背景を含めて話が全然入ってこない人もいたかもしれません。
それでも自分なりの解釈でも十分楽しめる作品ですので、耳に残るBGMに合わせてドット絵が魅せるアクションゲームとしてだけでも面白い作品ではあると思います。
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