おばんです!ベイクリ(@baycrystal3)と申します!
これまで『Weird West』をプレイしてきて、4人目の主人公をクリアした所までご紹介してきました。
今回ご紹介する5人目で最後の主人公は、夢幻士コンスタンスです。
本作は、プレイヤーの選択肢で物語の結末が変わるマルチエンディング方式を採用されています。そのため、この最終パートの夢幻士のジャーニー編の最後には、これまで5人の主人公で決断してきた全ての選択肢の結果がエンディングに反映されました。
この記事では、主に印象的なイベントと管理人がプレイした結果の物語の結末を中心にご紹介します!
奇妙な西部の行く着く先は一体どのようなものになるのでしょうか?
※この記事ではストーリー上のネタバレを含みます。
夢幻士のジャーニー編
これまで決断する場面ではなるべく真相を解き明かして、平和を優先に選択してきたわけですが、最終パートの夢幻士のジャーニー編が始まると、すぐに異変に気づくことになりました。
プレイしてきた主人公たちの中に、窮地に追いやられている者がいたのです。
中にはマップに位置情報が表示されていない主人公も・・・。
メインストーリーよりもそちらに注意が向いてしまったため、探索メインで動くことになります。
不穏な動き
ピッグマンたちの魂を解放してから、あれほどピッグマンの評判を向上させていたのに、差別主義者はまだまだいたようです。クラレンスが拘束されて、今にも殺害されそうな場面に出くわしました。
このイベントは街中での戦闘ということで、差別主義者以外の一般人も戦闘に巻き込む可能性が高くて、重犯罪になるのを回避しながら救出するのが非常に難しかったです。
磔にされているロープを切って拘束を解いた瞬間から戦闘が始まりました。
そして、ベル農場へ向かってみると、ジェーンが夫アロンソと夫婦喧嘩をしている様子が見れます。烙印の一件以来、少しギクシャクしているようです。
窮地から救ってくれた奥さんに対してアロンソは態度が大きいような気がします…。
前回、教団を壊滅させた人狼デジィが、一番ヤバそうな気がしてたのですが、会いに行ってみると意外と平和でした。
人狼がほとんど西部から消えていたので、デジィが暴れて教団の息の根を止めたということでしょう。実際、前パートではフランシスカスを殺害したあと、人狼たちと凄まじい戦闘になっています。
血月の封印を守ってきた夢幻士たちにとっての救世主デジィとなっていました。
失踪した川を越える者
マップを見回しても、どの町にも表示されておらず、行方不明となっている守護者”川を越える者”。
彼だけがどうしても見つからないので手掛かりを探してみると、繁栄の地で足取りが分かる情報を掴みます。罠師が大勢いるフォートグレンで反乱が起きているようです。情報を得たあとは、フォートグレンに位置情報が表示されるようになっています。
守護者のジャーニー編では、因縁もなくなって共に協力して西部を守っていくと誓い合いました。しかし、休戦協定を結んだメリーアンの部下たちが金山を破壊したことに不満を爆発させて、反乱を起こしていたのです。
欲の精霊がいなくても、人間の中には欲深い人間がいるということなのでしょう。
急いでフォートグレンに向かってみると、中は反乱が起きたあとで厳戒態勢となっていました。街の中にはいると、不法侵入扱いで戦闘となってしまいます。
街中を探してみましたが、川を越える者の姿は全く見えません。
街の奥に墓が増えているのが気になります…。
メリーアンの墓と並んで、川を越える者の墓がそこに…。
嫌な予感が的中して、凹みながら墓を掘り起こすと、中から川を越える者が飛び出してきました!
どうやら生き埋めになっていたようです。びっくりしてスクショ取り逃してます(´・ω・`)
フォートグレンを脱出した守護者はそのまま、繁栄の地へ帰ることになりました。
ちなみに、救出が遅くなると、生き埋めでそのまま死んでしまう場合もあるようです。
このあたりの時間に関しては結構シビアな印象だったので、主人公の誰かを失ってしまったプレイヤーも結構いそうかなと思いました。
不吉なビジョン
前パートで人狼デジィが血月の力を破壊したおかげで、天敵の人狼がいなくなったため夢幻士はやることがあまりなくなったのでしょうか。不死者の”21人”のところまであっという間のメインストーリーだったように感じます。
不死者たちによる滅亡のビジョンを見せたせいで、今度はコンスタンスも身内の夢幻士と戦うことになりました。
身内が敵になる展開は本作を進めていく中で慣れましたね。
サイドクエスト「おかしなこと」
夢幻士のジャーニー編で一番印象的なイベントは子供たちに助けを求められるサイドクエスト「おかしなこと」です。
このイベントは、町で起こっている異変を調査して、その原因を排除するという内容なんですが、街の人間に聞き込みをしたり、得られた情報から怪しい人物に接触して詳しく調べてみたりと探偵のような動きをするイベントでした。
死人が出ているせいで皆怖がっていてあまり話したがらない人が多い中、一部の人だけ貴重な情報をくれるのでその情報から元凶を突き止めていきます。
この異変には幽鬼が関与していて、街はずれにいる放浪者から浄化の方法を教わっていないと、憑依された調査対象者を大人しくすることができなくて大変な目に遭いました。憑依されているとはいえ、相手は一般人なので戦うと悪人になるという本作特有の理不尽仕様です。
街の人の話をしっかり聞いておけばクリアできるので、最終的には元凶の幽鬼に辿り着くことができるイベントなんですが、問題はその元凶となっていた幽鬼でした。
「どこかで見覚えが…。」
実は、主人公とこの幽鬼「血染めの魂」は友達です!
遡ると、賞金稼ぎのジャーニー編で、呪いの像を解放した時に現れたのがこの幽鬼でした。助けたお礼に、パートが進んだあともちょくちょく助っ人に現れてきて、めちゃめちゃ強かった記憶があります。
気になっていたのは助っ人で登場したのに、ずっと赤い敵表示をしていたことです。他の助っ人にくる友人とは明らかに設定が違う雰囲気でした。解放されたとき、ヤバいことを口にしていましたが本当に実行していたことがここで判明します。
街の人がこの一連の異変に巻き込まれたのは、呪いの像から「血染めの魂」を解き放ったジェーンのせいです!
「おかしなこと」というサイドクエストの発生条件は、「罪と罰」で呪いの像を解放することが前提条件となっているのは間違いないでしょう。
真実
本作のストーリーも佳境に突入しました。自分の場合は、今までみてきた断片的な情報でなんとなく推測はついています。
不死者たちが不死身という呪いにかかる原因となったアイテム「真明のナイフ」と「源泉の書」を手に入れて、例の21人と対面です。
結局、ヒーザンからもらった箱の正体は分かりませんでした…。何だったのでしょうか?
ここから、パートの開始のたびに烙印をおされていた例の部屋に到着します。コンスタンスから魂がある人物のところに戻されて同時に目を覚ましました。その人物は真実を聞かされて記憶が徐々に戻ってきます。
最後は不死者たちから今までプレイしてきた行動履歴に基づいた質問がされるので、人間性のある返答をしていけば世界が滅亡せずに済みます。
試しに、悪魔のような解答をし続けたらやっぱり世界は滅亡しました。\(◎o◎)/!
目を覚ました男の名はアレフです。彼も不死者の一人でした。
彼は、不死者たちが長い年月を生きている間に失っていた人間性を取り戻すために実験をしていたのです。アレフの仮説では人間性を取り戻せば、不死の呪いから解き放たれるはずでした。
不死者たちは永遠の命を得ていましたが、同時に感情が次第に失われていって永遠に苦しむ呪いにかかっています。
その呪縛から解き放たれるためには世界を滅亡するしかないと不死者たちの中で結論が出ていました。
その中でアレフは、烙印を生み出して世界を滅亡させずとも不死の呪いから解き放たれる道を模索します。過酷な運命を生きることになる5人の定命者を見つけて、その人生の一部を体験することで人間性を取り戻そうとしていたのです。
ちなみに、ビジョンや予言の話でしばしば登場する”先導者”とは、アレフの娘で同じく不死となったアナイスであることがここで分かります。パート1から謎の少女としてたまに登場していた人物です。
個人的には滅亡以外の方法を考えようとしている時点で、最初の不死となったアレフには人間性は残されていたのではないかと分析します。
本作の壮大なストーリーは、一人の不死者が世界を滅亡から救う旅だったということです。
不死の呪いが解けたアレフの手からは、定命者の証である赤い血が流れ出します。
そのアレフの血肉を食した不死者たちは、呪いから解き放たれて時が戻ったかのように消え去っていきました。
滅亡を免れた奇妙な西部は、混沌の原因だった不死者たちが消えて、以前より少しだけ明るい世界になった気がします。
総評
『Weird West』をクリアした感想としては、自由度の高さに目が止まります。
イベントの解決策が一つだとは定まっていない点が面白くて、もちろんその反面事故も起きやすく、重要なキャラクターが死んでしまう場面もあって笑えたりもしました。日本語翻訳も割としっかりしていて、一部翻訳抜けなどはありましたがストーリーに支障が無い程度でエンディングまで駆け抜けることができています。
「バグじゃないの?」と思えるような理不尽な展開(街中でジャンプ移動していると急に犯罪者になってしまう等)は所々ありますが、本作の色と思って許容できる人には神ゲーになりうるアクションRPGだと思います。
『Witcher』シリーズや『Fallout』シリーズ等の洋ゲーRPGが好きな人にはおすすめな作品です!
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